ときどき、本当にアッシュとひとつになれたらいいのに、と思うことがある。

ひとつになりたくなくて、どうしても2人で存在したくて、ローレライに無茶なことをさせて戻ってきたというのに。





「何考えるてんだ」

「ん? バカなこと考えてる」





いつものことだな、と鼻で笑われた。

少しムっとしたけれど、自分がバカなことを考えていると言った手前怒るに怒れない。

息をふっと吐いて何も反論せずにいると、アッシュは眉を寄せた。



いつもは「いつもって何だよ」くらいは言い返すので疑問に感じたのかもしれない。





「……それで? 何を考えた」

「言う程のことじゃねぇよ」





本当にそうだ。

心からそんなことを望んでいるわけじゃない。

でも、時々頭をかすめることがある、ただそれだけだ。



アッシュは少し怪訝そうな表情をしたけれども、それ以上追及してはこない。



同じ時間を過ごして分かってきたことだが、アッシュは優しい。

……口や態度は相変わらずだけども(いや少しマシになったか)その実、根は酷く優しいのだ。

必要がある時は、強引にでも口を割らそうとしてくるが、そうでない時はこっちの意を汲んでか追及の手を緩めてくれる。



そうでなければ、あの頃たった1人で、世界を駆けずり回ったはしなかっただろう。



俺は、仲間が居たから頑張れたのだという自覚がある。だが、アッシュは一人だったのだ。

もちろんギンジや漆黒の翼の協力があったということはわかっているのだが、こと戦いにおいては――本当に1人きり。

まわりに相談なんてしてくれなかったんですよ、とギンジが困ったように笑っていた光景を思い出してなんともいえない気持ちになった。



「なぁ、アッシュ。俺たちローレライの同位体だろ? ってことは将来的に……例えば寿命まで生きたとしてさ、

そのあと音譜帯にいるローレライの一部になるって可能性はあるわけだよな?」



内心、自分はアッシュより長い生はありえないのだろうなと思いつつ、仮にこのことをアッシュに言った日には、こっぴどく怒られるな、と考えた。



「……まぁ、ないとは言い切れねぇが……。だが、んなこと考えてもその時になってみないとわからないことだろうな」





まぁ、そりゃそうだ。





まったく自分は何を考えているのだろうと改めてルークはベットの中からアッシュを見上げた。




















ベットです(キリっ)
なにしてるんでしょうね(想像で!)




2013、2・13 UP