― said like 【L】―
なんでこんなに好きなんだろうと思う。
俺とアッシュは完全同位体で何もかも一緒なのだという。
でも表情も、纏う雰囲気も、髪色も違う。
あ、最後の髪色は劣化かな。
まぁ、それはいいんだけどさ。
もう一人の自分に等しいアッシュ。
そんなあいつを好きになった俺。
お互いを違うと認めたけれど、やはり同じところもかなりある。
違って、でも、同じ。
それがくすぐったくて嬉しくて。
うん、嬉しいのが強い。
「何考えてんだ」
「うん、別に。ただアッシュが好きだなぁって」
「……」
んだよ、黙んなよ。
別にそんなことで怒ったりはしねぇけどさ。
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― said like【A】―
なぜこんなに好きなんだろうと考えるときがある。
俺とルークは完全同位体で何もかも一緒なのだという。
表情、雰囲気、髪色……様々違う所はやはり根本的には同じだろう。
表情や雰囲気などは180度違うように思えるが、それでも、だ。
まぁ、それはいい。
もう一人の己にも等しいルーク。
そんな相手を好きになってしまった俺。
お互いそれぞれ違うと認めたが、やはり被る所も多々ある。
違って、でも、同じ。
それが嫌だとはもう思えない。
……思う、わけがない。
「何考えてんだ」
「うん、別に。ただアッシュが好きだなぁって」
「……」
言葉がなくなる。
考えるタイミングと内容が同じで驚いただなんて言ってやらねぇ。
もはやいつの拍手かすら忘れました……。
拍手下げるときにログだけとってたので。
2011、1・24 UP